NPO法人羅針盤の誕生②

※内容は立ち上げ当時(平成14年)のものです。

「室蘭」のアイデンティティ確立を

迎える21世期は、高齢化社会、自然と共生の時代と云われております。

大都市を焼き直したようなまちづくりでは、お年寄りには合わず、若者に飽きられ、すぐに行き詰まります。

山や草木を削り、コンクリートの箱物を作ると云う事だけではなく、自然環境そのものを取り込んだ、質素だがエンターテイメント性のある「出て来て楽しい」「歩きたい」「何かある?」まち、もっと云うなら、お年寄りが、恋人同士が、ファミリーが、おしゃれをして食べ歩き、語らい、ショーなどを楽しめるまちが21世紀には求められていると云う事であり、前述の「自然と共生」とは、そこに佇むだけで憩うことが出来、癒されるということであります。

また、室蘭では道路や公園などの公共スペースを子供に見立て、地域住民が里親になる清掃美化運動『まち「ピカ」パートナー事業』が実施されています。僅か一年で70団体、約3,300名の人たちが清掃美化運動を始めました。これらはまちを思う市民運動の高まりかと思われます。

21世期は、この様なまちを人々が求め、そんなまち自体が観光資源になり得ると云うことであります。

しかも、室蘭の両隣には、日本を代表する観光地である登別温泉と洞爺湖温泉があり、隣町との協働は大いに可能でありましょう。

これらの条件と資源をしっかり持ち合わせている室蘭は、21世紀の港湾モデル都市を目指す出番なのであります。

皆に愛される港都(みなとまち)室蘭へ

室蘭には、当然今も北海道の港都としての顔があります。

一千億円以上もかけた白鳥大橋を生かし、今まで同様これからも、室蘭だけではなく西胆振圏の中心都市としての役割を果たして行かなくてはなりません。

「自然と共生」するまちづくりは、「人間のスピードで考え、暮らせるまち」ということが基本となります。

前述しましたように、まちに佇むだけで憩い癒せ、経済産業の流通港だけではなく、文化・観光も発信できる、そんな「みなとまち室蘭」にならなければなりません。

そしてこれらが実現する時、求めている真の港湾モデル都市になり、市民はもとよりさらに多くの、そして世界の人々にまで好かれる「みなとまち室蘭」になることと確信しています。

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